2010年10月8日
作品名 : 【 笑えばいいの?泣けばいいの? 】
作者 : ヌミャーン(三味線漫画奏者)さん
ヌミャーンさんのマンガはいつも難解である。
かわいらしいタッチなのに世界観があまりに独特で、
作品に引き込まれるのに、いつも「何か」を読み解けない。
だが、この【笑えばいいの?泣けばいいの?】は
最後になんとも言い難い「温かさ」が、心にじわっと広がった。
自分個人の話で申し訳ないが、私は他人の感情を読み、
それに応えることが酷く苦手である。
相手がつらい状況にいると分かっていても、
今どうしたら相手に一番良いか、いつもわからない。
そのせいだろうか。
このマンガはとても共感できるし、心に染みたのだ。
触れ合うことで感じる相手の心。
気持ちの疎通は感情や言葉だけで表すものではないということを
とても上手く表現している作品である。
(わたぬこ)
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2010年9月29日

アイコレマンガコンテストの入賞者が決定いたしました!
★最優秀賞★
ことさん 「ダブルオーエル」
★優秀賞★
Rootsさん 「ストレート 」
カモンさん 「あかいずきんのちゃん 」
★佳作★
nagamさん 「 オバケさんとマルチケースカバー」
えすたさん 「 モテ☆ストレート」
ヨノナカさん 「 欲求クレンジング」
おちゃずけさん 「 『ビックツリー(佐々木常夫著)』・・・諦めない生き方について」
入選された方、おめでとうございました。
そして今回惜しくも外れてしまった方もありがとうございました。
MANGAROOではこれからもこのようなコンテストを行って参りますので
是非またチャンスを掴みにきてください!
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2010年9月28日
作品名 : 【 クマくんとウサギくん 】
作者 : ナガモトさん
噛み合うわけがないのである。上手くいくわけがないのである。
なんで? どうして?
いかなる理由にしてコンビを組むことになったのクマくんとウサギくん。
むしろその経緯をネタにしたほうが面白いんでないか……?
あ、どちらにしろ話が発展しない。そうですか。
もはやどっちがツッコミでどっちがボケだかも定かではない。
ナガモトさんのマンガはどれもタッチががらりと変わる。
それ故にいつも新鮮な気持ちで読むことができるのだ。
まるで各マンガの内容にあわせるかのような絵柄は
見ていてすんなりその作品に入り込むことができ心地が良い。
独特の世界観との調和である。
これはナガモトさんならではの技なのではないだろうか。
(わたぬこ)
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2010年9月26日
作品名 : 【 ネコポリ 】
作者 : 猫西さん
猫界の平和を守る猫のおまわりさん、その名も「猫ポリ」!
かわいい猫のおまわりさんが繰り広げる、
なんともどこか力の抜けたゆったりまったりギャグ4コマである。
強烈なギャグがあるわけでもなく、どちらかというとゆるーい、
時の流れにキャラを任せた流れなのに思わずくすりとにやけてしまう。
ネコなのに個性際立つ性格の描写も相まっているのだろう。
まあしかし、こんなおまわりさんがいたら意外に世の中は少しずつ平和になるのかもしれない。
ネコだけども。
(わたぬこ)
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2010年9月24日
作品名 : 【アーリマン 1話目】
作者 : 江口カイムさん
天界の悪魔&魔人たちが暇つぶ…否、人間を誘惑する方法として選んだのは
なんと人間界での「バンド活動」!?
そんなドタバタギャグコメディに、私が食いつかないわけがない。
巷でも、某立川にお住まいの神様達がおりなすギャグマンガが流行ったりしているが、
これもわりとその部類ではなかろうか。
むしろ悪魔とバンドなんて、立川の神様よりも私好みである。
あなおそろしや…。
一見大胆な線に見えて細かな部分まで書かれた背景や小道具はもちろん、
悪魔という少し厄介な容姿の個性まで
上手く表現されていてとても良い。
むしろこれではまらないわけがない。
ああ…私…
こいつらがバンド活動始めたら、真っ先にライブ見に行くんだ…うふふふふ…。
(わたぬこ)
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2010年9月19日
作品名 : 【 アリスシリーズ「不思議の館」 】
作者 : 灯夜雪さん
「お客様の願いを叶えましょう、●●と引き換えに…。」
なんとも私の好きな典型的耽美系ダークファンタジーである。
何かしらの理由で闇を引きずる者の願いを、対価と引き換えに叶える案内人。
一見、今ではよく見かける題材であるが(昔からか)、
この作品のよいところはその「よく見かける」題材に「アリス」を絡めて
作品のスパイスにしているところである。
細部まで描きこまれ、回想の場面展開もコマ周りを黒くするなどして
とてもわかりやすい。
多分、願いを叶えられた人は、結果として幸せになれたなれない関係なく、
それぞれの結末を迎えるのだろう。
私としては、この「案内人」と「主」の結末がどうなるのか、
とても興味のわく作品である。
(わたぬこ)
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2010年9月18日
作品名 : 【 王打ガンガガン 】
作者 : YSYさん
一見勢いのある典型的なロボットSF漫画である。
だがこの作品の魅力は、なんと言っても「ロマン」が詰まっているのだ。
型落ちと言われようと時代遅れと罵られようと、
「ロマンだから」と二足型ロボットに乗ることを貫き通す主人公の強さ。
そこに惹かれたある少女は、その少年にある希望を託す。
ロボット物ならではの表現を上手く描写し、
ストーリー展開も王道だが飽きが無い。
表紙もカラーで目を引く上に、人物、ロボット、題字にいたるまで
インパクトあるものに仕上がっている。
そう、この漫画自体にこそ、SF物の「ロマン」が詰まっているのだ。
(わたぬこ)
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2010年9月13日
作品名 : 【 ロードの旅 】
作者 : 白黒さん
旅と魔術師。
だがその旅先で事件に巻き込まれ、とある少年を助ける。
一見典型的なファンタジーマンガだが、話の幅を利かせつつも、
広がりすぎることなくしっかりひとつの話としてまとまっており
キャラクターの個性も特徴的でとても読みやすく、世界観に入り込みやすい。
魔法対決のシーンもなかなか上手い構成で読み応え抜群である。
ぱっと見やさぐれた主人公だが、
過酷な過去を経験してこその優しさがにじみ出ていて
ヒートアップしたバトル後のクールダウンも心地よい。
人の気持ちを暖かく成長させる「心」という名の魔法。
実は魔法使いでなくとも、
普通の人間でもそんな魔法を持ち得ているのではないだろうか。
続編があるような終わり方なので、
是非続きが読みたいと願ってやまない作品だ。
(わたぬこ)
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2010年9月12日
作品名 : 【 沢木家の青ヒゲ 】
作者 : ミズガエルさん
やるなと言われれば言われるほどやりたくなるのが小さい子の性。
あんなにきつく言ったのに、どうして言いつけを破ってしまうの!?
小さい頃はやんちゃもして、今では歳の離れた妹がいる私にとって
兄妹どちらの気持ちにもとても感情移入しやすかった漫画である。
とある家庭の日常風景ではあるが、
そこに童話「青ひげ」をプラスすることで作品自体に面白みが増してとても良い。
なんとオールカラー全15ページのこの作品は完成度も高く
何よりも兄、妹の個性がとても上手に描かれていて、
誰でも読みやすい仕上がりになっている。
兄弟を持つ人も持たない人も、この作品を読んで
家族特有の和みを共有してみてはいかがだろうか。
(わたぬこ)
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2010年9月11日
作品名 : 【 白雪姫と七人の恋人達 】
作者 : 中野信貴 さん
質より量?いいえ、両方手に入れてこそ。
やもめ暮らしの7人の男たちの家に突然迷い込んだ白雪姫。
そんな彼らも彼女もただで終わるはずがない。
この作品は「本当は○○だった童話」シリーズのようなtrue話ではなく、
もしもこうだったらというif作品。言うなればパロディだ。
怖い魔女も毒りんごも出てこない。
でも、もしもこのシチュエーションでこうなったら…という面白みを
本来の話の筋から大きく脱線することなく(?)表現している。
そして何よりも、自然と質も量も幸せを手に入れて
更に自然に女の幸せを堪能する白雪姫の強さ。
いつの時代も、しおらしく強くたくましく生きた人の勝ちといったところだろうか。
レディコミを彷彿させる安定した絵柄に加え、
読みやすさとストーリーテンポの良さもこの作品の大きな魅力だ。
作品から脱線するが、MANGAROOツールを上手に取り入れている中野さんのHPは
シンプルながらもとても見やすく、Web漫画を公開する一つの参考になるだろう。
(わたぬこ)
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