‘メルマガバックナンバー’ カテゴリーのアーカイブ

作品レビュー: 霞を食べ続けたら何になれる…?(上埜ヒデユキさんの作品『霞さん』)

2010年7月23日 金曜日

作品名 : 【 霞さん 】
作者 : 上埜ヒデユキさん

「私は霞を食べているんですよ。」
 美しい彼女はそう言った。

「霞を食べている…。」
そもそも「霞」とはなんだろうか?
非現実的印象だが、もしかしたらどこかに本当にあるものなのだろうか。
霞とは仙人が食べているような印象しかなく、

この一言だけで、彼女自身も含めて作品全体に摩訶不思議な印象を与える。

霞を食べて美しく生きる彼女。
誰もが羨むものを手に入れたとき、彼女は更にどこに行き着くのだろうか。

本当にこんな話があるなら羨ましいと思う反面、
でもなんとなく手を出してみたくない、そんな印象を受けた。
なんだか人間でないものになってしまいそうで、
それならば私は何も吐き出すこともなく、俗にまみれた人間のままで良いと、
そう思った。
(わたぬこ)

作品レビュー: (頭が)気の毒なお嬢様(北峰隊長さんの作品『執事のおリボン』)

2010年7月23日 金曜日

作品名 : 【 執事のおリボン 】
作者 : 北峰隊長さん

「執事とお嬢様の日常を描いた四コマです。」
紹介文を見て、どんな優雅な漫画だと思ったら…。
飄々とした執事に感性のずれたお嬢様。
どちらもボケて、どちらもツッコむ。いいバランスだ。
ネタもズゴッグにマンガ肉に怪物。執事とかお嬢様とか
そういう漫画とは縁のない単語、ビジュアルが並ぶ
ギャップがまた面白い。

北峰隊長さんのblogでは、1話毎に一言コメントや登場人物紹介も
見られるので、そちらも見ると一層楽しめると思う。
(リョータ)

作品レビュー:よく分かるよく分からなさ(アサムラノリコさんの作品『SATOMI』)

2010年7月17日 土曜日

作品名 : 【 SATOMI 】
作者 : アサムラノリコさん

この漫画のあらすじを言葉で表すのは非常に難解。
『SATOMI』はそんな漫画だ。とりあえずは学園もの、らしい。

一コマ一コマ単体で見ると、そのコマから物語が広がるような
味のある台詞回しや1カットをしている。だけれども
読んでみると全く以てシュールと言うか勢いで誤魔化しているというか、
何とも話の意図や一貫性が掴めない。
シリーズものとなっているが、思わず前話を見返してしまうほどに
唐突な展開が続く。だがそれが笑いを誘うつくりになっているのが良い。

センスが光る毎話の扉絵も必見。
毎回目を引くカラーの表紙は、回を重ねるごとに次の扉絵は何だろう、と
期待しながら読み進む楽しみが生まれる。
(リョータ)

作品レビュー:絶対いるいる こういう先生!(えすたさんの作品『みちくさノート – ブラックコーヒーとチョコレートパフェ』)

2010年7月17日 土曜日

作品名:【 みちくさノート – ブラックコーヒーとチョコレートパフェ 】
作者 : えすたさん

道草大学の准教授 篠山先生と平岡先生。
そしてその周りの生徒や恋人を巻き込んでのほっこりほのぼの短編漫画。
読んで第一印象は「いたなー、こういう先生!」
特になんだかよくわからないけど生徒から好かれるシノちゃん先生は
次元を越えて私も好き。(「次元を越えて」なんて今更な気もするが)

みちくさノートシリーズは、MANGAROOにアップされているだけでも8作品
ありますが、そのお話も「あー、わかるわかる。あるある。」といった
親近感の沸くものばかり!
安定した絵柄と色合いで、あっという間に物語に引きこまれます。
こういう先生がいるなら、もう一度学生時代に戻るのも悪くない?
(わたぬこ)

新人賞に応募しよう!各出版社7月の新人賞、漫画賞をMANGAROO独自にピックアップ!

2010年7月9日 金曜日

今からでも間に合う? 各出版社7月の新人賞、漫画賞をMANGAROO独自にピックアップ! 賞金を目指すもよし、副賞を目指すもよし、もちろんプロデビューを目指すもよし!! 眠らせておくのはもったいない。チャンスの場はこんなにあるぞ! 自分の手で掴み取れ!
さあ、あなたはどこを目指す?(わたぬこ)

※情報はできる限り正確であるように心がけておりますが、正式な情報については各社WEBサイトなどをご確認ください。

HMC花とゆめまんが家コース
【出版社】
白泉社
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
ストーリー漫画>16ページ以内      
ギャグ・ショートストーリー>8~10ページ
【応募作品形態】
原稿
【賞金/副賞】
金のばら賞:50万円+ノートPC
銀のゆり賞:30万円+家庭用コピー機
優秀賞:15万円+デジカメor家庭用FAX
努力賞:10万円+コピックチャオ36色セット     他
1位の作品は本誌もしくは増刊号に掲載”
あて先 “〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-2-2
【あて先】
白泉社 花とゆめHMC係
【締め切り】
7月15日
【詳細URL】
http://www.hanayume.com/hanayume/mezase.html


第15回 GET THE SUN新人賞
【出版社】
小学館
【応募資格】
未発表の完成原稿
【作品のページ数】
制限なし
【応募作品形態】
原稿・デジタル原稿
【賞金】
グランプリ:50万円
準グランプリ:30万円
佳作:10万円
選外佳作:原稿用紙50枚進呈
【あて先】
〒119-0138 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
小学館 ゲッサン編集部 新人賞 第15回係”
【詳細URL】
http://gekkansunday.net/shinjinsho/shinjinsho.html
【締め切り】
2010年7月12日(月)当日消印有効


第15回 月例ガンガンJOKER新人マンガ賞
【出版社】
スクウェア・エニックス
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
マンガ部門とネーム部門の2つで募集。
ネーム部門は、連載を前提とした作品で3話分のネームとキャラクターのイメージイラスト(ペン画・鉛筆ラフ画どちらでも可)を描いてお送りください。”
【作品のページ数】
無制限
【応募作品形態】
原稿・デジタル原稿
【賞金/副賞】
大賞:100万円+コミックスタジオDebut4.0+ガンガンJOKER掲載
入選:50万円+コミックスタジオDebut4.0+ガンガンJOKER掲載
佳作:10万円+Debut4.0+ガンガンJOKER掲載    他”
【あて先】
〒151-8544 東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル3F
スクウェア・エニックス ガンガンJOKER編集部
「第15回月例ガンガンJOKER新人マンガ賞」係”
【詳細URL】
http://www.square-enix.com/jp/magazine/joker/award/index.html
【締め切り】
2010年7月21日(水)当日消印有効


第127回Cheese!まんがグランプリ
【出版社】
小学館
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
ストーリー漫画>31P       
ギャグ・ショートストーリー>16P
4コマ>5ページ以上”
【応募作品形態】
原稿
【賞金/副賞】
グランプリ:100万+ノートパソコン
準グランプリ:30万+Blu-RayDiskレコーダー
佳作:10万+デジタルカメラ           他
佳作以上はデビュー保証”
【あて先】
〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
小学館 チーズ!編集部「第127回 チーズ!まんがグランプリ」係”
【詳細URL】
http://cheese.shogakukan.co.jp/mangagp/index.html
【締め切り】
2010年7月24日(土)


第37回 JUMPトレジャー新人漫画賞
【出版社】
集英社
【応募資格】
未発表の完成原稿
【作品のページ数】
ストーリー漫画>31P・45P          
ギャグ漫画>15P・19P・31P     (原稿の返却はいたしません。)       ”
【応募作品形態】
原稿
【賞金/副賞】
入選:100万円(手取)+賞状+記念の楯+本誌特製原稿用紙100枚
準入選:50万円(手取)+賞状+本誌特製原稿用紙100枚
佳作:30万円(手取)+賞状+本誌特製原稿用紙100枚          
他 本誌又は増刊号への掲載チャンス等”
【あて先】
〒101-8050 東京都千代田区一ツ橋2-5-10
集英社「少年ジャンプ」編集部 7月期JUMPトレジャー新人漫画賞係”
【詳細URL】
http://www.shonenjump.com/j/manga-shou/treasure.html
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


第46回 IKKI新人賞 「イキマン」
【出版社】
小学館
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
ストーリー漫画>32ページ以内      
ギャグ漫画>16ページ前後
1~4コマ漫画>10本以上
【応募作品形態】
原稿・デジタル原稿
【賞金/副賞】
0円
ただし、入賞作は必ずIKKI誌上に掲載し、規定の原稿料をお支払いいたします。
【あて先】
〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
小学館 IKKI編集部「イキマン」係”
【詳細URL】
http://www.ikki-para.com/ikiman.html
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


第230回スピリッツ賞
【出版社】
小学館
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
ストーリー漫画>30ページ前後      
ギャグ漫画>16ページ前後
1~4コマ漫画>10本以上
【応募作品形態】
原稿・デジタル原稿
【賞金】
スピリッツ賞:100万円
準スピリッツ賞:50万円
入選:30万円
佳作:10万円 他
【あて先】
〒101-8022 東京都神田郵便局私書箱22号
小学館ビッグコミックスピリッツ「第230230回(230月期)スピリッツ賞」係
【詳細URL】
http://spi-net.jp/mezase/spi_sho.html
【締め切り】
2010年7月31日当日消印有効


マガジングランプリ
【出版社】
講談社
【応募資格】
13歳以上、プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
(新人マンガ賞との重複応募も可能)
【作品のページ数】
無制限
【応募作品形態】
原稿
【賞金/副賞】
グランプリ:70万円+掲載権確約
入選:50万円+掲載権確約
佳作:30万円
奨励賞:5万円
【あて先】
〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21 講談社 週刊初年マガジン
「7月期MGP」係”
【詳細URL】
http://kc.kodansha.co.jp/SEP/02065/01/nf/youkou/
【締め切り】
2010年7月31日(土)


第109回ヤングジャンプMANGAグランプリ
【出版社】
集英社
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
12ページ以上。上限なし。
【応募作品形態】
原稿・データ原稿
【賞金/副賞】
グランプリ:100万円+(奨学金月10万円×1年間 ※希望者)
準グランプリ:75万円+(奨学金月4万円×1年間 ※希望者)
優秀賞:50万円  他
※優秀賞以上は掲載
※他豪華特典・副賞有
【あて先】
〒101-8052 神田支店 郵便私書箱 第66号
週刊ヤングジャンプ編集部 「第109回ヤングジャンプMANGAグランプリ」係”
【詳細URL】
http://yj.shueisha.co.jp/mangra/
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


第363回 ヤングマガジン月間新人漫画賞
【出版社】
講談社
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。
15~25歳くらいの男性読者を想定した、未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
10ページ以上50ページ以内。
4コマ漫画は5ページ以上、20ページ以内(10本以上)”
【応募作品形態】
原稿
【賞金/副賞】
大賞:80万円+本誌即掲載
優秀賞:50万円+本誌または増刊号即掲載
入選:30万円
佳作:15万円 他
初受賞者全員にヤンマガ特製原稿用紙100枚+スクリーントーンセット
【あて先】
〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21
講談社ヤングマガジン編集部「月間新人漫画賞」係
【詳細URL】
http://kc.kodansha.co.jp/newcomer/newcomer_detail.php/02888/81
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


第10回 ウルトラ漫画賞
【出版社】
集英社
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
【作品のページ数】
原稿用紙50枚まで。
【応募作品形態】
原稿・データ原稿
【賞金】
大賞:100万円
準入選:50万円
佳作:30万円
奨励賞:10万円
【あて先】
〒101-8050 集英社ウルトラジャンプ編集部
「第10回ウルトラ漫画賞」係
【詳細URL】
http://ultra.shueisha.co.jp/contents/prize/
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


Gファンタジー コミックオーディション
【出版社】
スクウェア・エニックス
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
ファンタジーでなくとも可。
【作品のページ数】
無制限
【応募作品形態】
原稿・データ原稿
【賞金/副賞】
大賞:賞金50万円+本誌掲載
入選:賞金30万円+本誌掲載
佳選:賞金10万円
奨励賞:賞金3万円
※その他作品内容によって編集部より特典あり”
【あて先】
〒151-8544 東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル3F
スクウェア・エニックス「Gファンタジーコミックオーディション」係”
【詳細URL】
http://www.square-enix.co.jp/magazine/gfantasy/prize/
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効


第6回 ヤングガンガン漫画賞
【出版社】
スクウェア・エニックス
【応募資格】
プロ・アマチュア・ジャンル不問。未発表の完成原稿。
ストーリー部門・ギャグ(ショート・4コマ含む)部門”
【作品のページ数】
ストーリー部門>36ページ以内
ギャグ部門>24ページ以内(4コマは8本以上)”
【応募作品形態】
原稿・データ原稿
【賞金/副賞】
グランプリ:100万+連載準備金50万円+本誌即連載権
準グランプリ:50万円+3号連続短期集中即連載権
入選:30万円+読みきり掲載権  他
※その他豪華特典有
【あて先】
〒151-8544  東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル3F
スクウェア・エニックス ヤングガンガン編集部
第6回「ヤングガンガン漫画賞OO部門」係
※部門名を必ず明記してください。”
【詳細URL】
http://web.square-enix.co.jp/magazine/yg/wanted/ygmanga.shtml
【締め切り】
2010年7月31日(土)当日消印有効

人気作家インタビュー 第一回目は4コマ漫画を投稿されている「じゅんた」さんにインタビュー!

2010年7月9日 金曜日

メルマガ特大号と言うことで始まりましたMANGAROO投稿者の方にインタビュー!
第一回目は4コマ漫画を投稿されている「じゅんた」さんです。
あいどるん』はアイドルを目指すことになった朝倉ユウナの流されコメディ。
ユウナの翻弄される姿はとても可愛く必見です。

――じゅんたさんのペンネームの由来などはありますか?

本名から抜粋しております

――漫画とイラストはそれぞれいつ頃から描き始めたのですか?

物心ついたころから落書きトや漫画っぽいものは描いてました
高校のときからイラストサイトをはじめて活動してますが
ネットで漫画を配信するようになったのは2年前くらいからです。

――漫画と比べると、サイトにあるイラストはよりリアルだったりしている印象があるのですが、意識して差別化しているのですか?

漫画の方は最近はできるだけデフォルメして見やすさを重視してます。
もとはどちらかというとリアルな絵を描いてましたが漫画のテイストに
合うようにイラストとはタッチをあえて変えています。

――今は『あんちごち』と『あいどるん!』の二本を同時に連載していますが同時に連載しようと思ったのはどうしてですか?

もともと「あんちごち」の前に別の作品を連載をしていたとき
なんとなく軽い気持ちで別の漫画が描きたくなって
連載がスタートしたのが「あいどるん」でした。
不定期に思い立った時さらっと描いてるので
気分転換にちょうどいい役割をしているんだと思います。
ちなみに正確には今現在3本の連載を同時にしています。
(編集部注:もう一つはケータイ書店 「カラクリ堂」で連載している『peach』です)

――子供の頃好きだった作品や、今注目している作品などはありますか?
  (MANGAROO内で好きな作品があれば是非挙げてもらいたいです)

sanukiyanさんの絵柄が好みでファンです
今も昔も好きな作品は井上雄彦さんの『スラムダンク』『バガボンド』ですね

――漫画を描くときのこだわりなどはありますか?

細かい描写が得意ではないので
キャラクターの表情をできるだけ豊かにして感情を読み取って
もらえるように心がけています。

――それでは、イラストの方へのこだわりなどはありますか?

イラストの方は常に試行錯誤しています
自分の描き味というものを模索中です。
漫画に対しても同じですが、自分だけの描き方が
確立してくるよう努力しております。

――写真もホームページに載せてありますが、どういったところが(漫画やイラストと違って)お好きですか?

写真はもともとイラストの背景として加工用に撮っていたものですが
何気に撮ったものが結構キレイだったりして
そういう偶然の産物的なものが割と好きです

――4コマをいくつも描いての作風ですが、一ページをコマ割しての漫画は描かれないのですか?

ケイタイでの配信を考慮してましたので4コマ枠で描いた方が
見やすいという観点から今の形をとっています。
でもたまに練習も兼ねてコマ割をしたものも描くようにはしてます。

――漫画をwebで描くことに対しての何か思いはありますか?

昔は自分の描いたものを人にみせる機会はあまりありませんでしたが
今は多くの方に簡単に見てもらえるというのはすごくうれしいですね
少しでも多くの方に見てもらってほんの少しでも作品に興味も
持ってもらえるよう努力していきたいと思います。

――最後に、あなたにとっての漫画とはなんでしょう?

ライフワークですね
ただ、本業ではないのであくまで人生を楽しむ活動です

――ありがとうございました!

じゅんたさんのホームページには、漫画とは違ったテイストのイラストや
写真をはじめ、MANGAROOにはない作品がたくさんありそちらも必見です!

作品レビュー:少女の「その先」少女の「意志」(SAAさんの作品『つぎ木』)

2010年7月9日 金曜日

作品名:『つぎ木』
作者 : SAAさん

― 彼女にもらったものはたくさんある。たとえば「意志」 -

少女は誰でも永遠に美しくありたいと思う時期がある。
そこに微かでも陰りを見出し始めた時、そこで散るのは潔さか、
現実からの逃避の延長か、はたまた気高さ故か…。
そして、その運命を目の当たりにした少女は、彼女の意思を引き継ぎ
どこへ向かうのか。
それぞれの少女の行く末、彼女自身の「意思」。

SAAさんの作品『つぎ木』は、初めて読んだ時、忘れかけていた
あの頃の「想い」を一瞬にして引き出してくれたお話。
その想いはいつの間にか年と共に薄れ、今の自分を渋々認めながら歩んでいるこの人生。

しかし「物語」というのは永遠だ。
一度立ち止まって振り返り、この少女の「意思」の行く末を自分なりに考えながら
また歩みだすのも、いいかもしれない。
(わたぬこ)

作品レビュー:今こそお母さんに、ありがとう。(おちゃずけさんの作品『マタニティー・レッド(産後うつなんかぶっ飛ばせ!) 』)

2010年7月9日 金曜日

作品名:『マタニティー・レッド(産後うつなんかぶっ飛ばせ!) 』
作者 : おちゃずけさん

今でも覚えている。長女として生まれた私を育てるのに、少々ノイローゼ気味だった母を。
人間を育てるというのは大変だ。
本能で動く赤ん坊。自分の思い通りにならないものを育て上げる、その気苦労といったら、
今の私には想像もつかない。

おちゃずけさんの作品『 マタニティー・レッド(産後うつなんかぶっ飛ばせ!)』は、
自分の体験談を元に、今奮闘中の子育てママさんにエールを送り、そして、
子育てをしていない人には、母のありがたみを再認識させる、そんな漫画である。

仕事の顔、女としての顔、母としての顔(と書くと、どこかのスーパーコンピューターを思い出すわけだが)、
どれも上手くいかないもどかしさを、優しい絵柄とタッチで描きあげたこの作品を、
もっと色々な人に見てもらいたい。
そして、お母さんへの感謝の気持ちを、再確認して欲しい。

「 お母さん…いつもありがとう。 」(わたぬこ)

作品レビュー:愛されてるのか呪われてるのか(なつかげ ゆうさんの作品『あさひがくるくる!』)

2010年7月9日 金曜日

作品名:『あさひがくるくる!』
作者 : なつかげ ゆうさん

萌え四コマというジャンルが漫画ジャンルの一つとして
確立されてから、女の子の日常を緩く描かれた漫画が
人気作品として次々と生まれた。
なつかげさんの『あさひがくるくる!』は、一見可愛い女の子
「水沢あさひ」の奇妙な行動で意中のカレが追い詰められていく
ホラー? なギャグものとなっている。
これも一つの萌え四コマ ではあると思うが、「行動が裏目に出る」
という落としどころによってひと味違ったものになっている。
(リョータ)

作品レビュー:夢より夢らしい夢漫画!?(天さんの作品『夢中』)

2010年7月9日 金曜日

作品名:『夢中』
作者 : 天さん

夢の中の夢の中の夢の中の……?

夢を見ているときに夢だと認識出来る人はたまにいるらしい。
天さんの作品『夢中』は、夢の中で夢だと認識しつつも、不思議な出来事に
翻弄される「箱男」のお話を描いた短編。
少ないページで立て続けに起きる違和感、変化が、本当の夢でもあるような
めまぐるしさがあり面白い。

スクリーントーンや写植を使わずに描かれた手描き感が、
作品の「夢」ワールドの不可思議さ適当さとマッチしていて、すっと入ってくる。
背景がしっかり描かれている点も全体的に見た時に整った印象を与える。
この『夢中』以外の「箱の日常」シリーズも普通ではない味があって
読み応えがある。もっと読んでみたいと思わせるこの面白さは貴重だ。
(リョータ)